EZOポイント手数料の一部を地域に還元
街を活性化させる新しいスキームの提案

礼文島EZOCA会
礼文島の商工会議所青年部に属する若手経営者が中心となり結成した会。現在は飲食店やヘアーサロンなど7店が参加し、島内の消費活性化を図るためEZOCAと提携して共通ポイントサービスを展開。道民カードとしてのEZOCAへの期待は大きく、島民はもとより道内外からの観光客へのPRにも力を注いでいる。
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地元の消費活性化を願い
立ち上がった後継世代

北海道の北西に位置する礼文島は、隣の利尻島とともに豊かな自然や貴重な動植物の生息地として有名な観光客に人気のスポット。しかしここ数年は人口減少や高齢化などが進み、島内経済の先細りが懸念されていました。

そんな中、礼文島の商工会議所青年部の有志が集まり、知人の紹介を得てリージョナルマーケティングにEZOCA導入を打診。リージョナルマーケティング側も「北海道への貢献」を理念に掲げており、地域に密着した支援ができると考え積極的に取り組みました。

礼文島で飲食店を営み、EZOCA会の立ち上げメンバーでもある柳谷裕司さんは「商店の多くは経営者が高齢化しています。跡継ぎである自分たちが将来のことを考えなければと思い、EZOCAの導入を進めました」と語っています。

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手数料の一部を還元
地域活性化に役立てる

今回の提携の特徴は、EZOポイント手数料の一部を提携店に還元し、地域活性化の活動に役立てていただくことです。

礼文島のケースでは、EZOCAの共通ポイントを活用して島内の消費を増やし、還元金を使って祭りなどのイベントを開催するというスキームを立ち上げました。地域の人々の活動を応援すると同時に、島外からの観光客を呼び込むことも目指しています。

リージョナルマーケティングでは、自治体や商店街といったコミュニティ単位の組織・団体がEZOCAと提携することにより、新しい地域密着型のビジネスモデルが構築できると考え、礼文島をモデルケースとして新しい試みや検証を進めています。

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毎年恒例の海峡まつり
人気の綱引き大会に貢献

2017年8月、礼文島では毎年恒例の「海峡まつり」が開催されました。

そのメインイベントである「綱引き大会」に費用の一部としてEZOポイントの還元金が使われました。柳谷さんは「綱引き大会はまつりの人気イベントだったのですが、参加者が減ったため10年ほど前から開催できなくなっていました。昨年(2016年)に復活し、今年は<EZOCAカップ>と称しての開催となり、昨年以上の盛り上がりを見せました」と語ります。

会場にはEZOCAのノボリも立てられ、加入や利用促進のPRも行いました。

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思いを語り、交流を深めて
ともに発展する関係性を構築したい

柳谷さんは、今後の目標として島民のEZOCA利用率アップと、島外観光客への認知度アップを掲げ、リージョナルマーケティングと協力しながら推進していく計画です。

「島の若者たちは、熱い想いを秘めていながら、それを表に出すことが苦手な人が多い。リージョナルマーケティングともっと交流を深め、お互いの思いを共有できれば、新しいアイディアがどんどん生まれてくるのではないかと期待しています。

リージョナルマーケティングからも『ぜひとも協力したい』という言葉をもらっているので心強いですね。150万人以上の道民がEZOCAを持っていると聞いているので、利尻・礼文に観光で来られた時は、ぜひとも島内の店で使ってほしいと思います」

担当者のコメント
共通ポイント事業
Yusuke Suga
菅 悠介
還元金を地域活性化に役立てていただくビジネスモデルは礼文島が最初のケースであり、今後の展開についてはまだ手探りの状態ですが、地域のニーズや期待の大きさには手応えを感じています。今後は、離れた土地で暮らす人が故郷や好きな土地にEZOポイントを寄付できるようなシステムも検討しています。例えば、礼文島出身の方や礼文島を応援したい旅行者などが、島外からでも礼文島へのEZOポイント寄付に参加できるような仕組みです。自分で使うだけでなく、道民が道民のために使える循環型ポイントシステムとして定着させたいと考えています。